1977-11-24 第82回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
アメリカではパラチオン剤は使用可能ということになっております。
アメリカではパラチオン剤は使用可能ということになっております。
ですから、これを散布して昔非常な不幸な事件がございましたが、パラチオン剤というようなものを使いました際に、散布後それのかかった農家の方がそれで中毒を起こしたというような事例が多うございましたけれども、このMEP剤についてはそういったようなことは、よほど多量に浴びれば毒でございますけれども、普通考えられないことでございます。
それから、わが国で使用禁止になっておりますパラチオン剤が使われておる、こういうふうに言われておるわけですけれども、そういうふうな防腐剤等が使われておるものに対して、わが国としてはどういうふうな見解を持っておられるかどうか。
○堀川政府委員 先生の御指摘になりましたパラチオン剤は、生育の過程におきまして農薬としてかけているというお話じゃないかと思うわけでございますが、そういう角度で私どもも、わが国内ではパラチオン剤を農薬として使用することは、これは使用者の中毒の問題等が出ますので禁止をいたしておりますが、米国では防除使用書等の中にそれが記載されておりますので、農薬として病害虫防除のために使われておるのじゃないかというふうに
また、パラチオン剤、メチルパラチオン剤、TEPP剤については、すでに昭和四十二年六月二十八日付け四二農政B第一四六八号農政目長通達をもって低毒性農薬への切り替えを指導し、昭和四十四年末をもって登録をまっ消したが、さる三月二十三日公布された毒物及び劇物取締法施行令の一部を改正する政令(昭和四十六年政令第三十号)によってその使用基準が削除され同令が施行される六月一日からは使用が禁止されることとなった。
○説明員(安尾俊君) 従来、果樹の害虫防除には毒性の強いパラチオン剤等が使われておりましたが、これは散布者に急性中毒の事故を起こしますので、最近は低毒性の有機燐剤のマラソン剤あるいは毒性のきわめて低いカーバメート剤等に切りかえて使用いたしております。
穂ばらみ期以前に出るものと穂ばらみ期以後に出るものと二つございますけれども、従来パラチオン剤が一番使われておりましたが、パラチオンを全部やめましたことによりましてBHCに切りかわったわけでございます。
パラチオン剤の一切製造を中止したわけでございます。元来、二化メイ虫はパラチオンがほとんど使われておったわけですが、パラチオンを中止した結果、BHCが半分くらいになったわけであります。それを全部とめた場合に、有機燐剤の製造が間に合わないということがございまして、第一世代の二化メイ虫の防除をどうするかという点が非常に心配だったわけでございます。
○説明員(福田秀夫君) BHCの使用に関するいろいろ御指摘がございましたけれども、BHCは稲作の場合は御承知のように、二化メイ虫とウンカ類の防除に使われておったわけでございますが、大体二化メイ虫の防除にはかつてはパラチオン剤が一番よく使われておったわけですが、これが慢性毒性の問題で四十四年度末をもちまして使用をやめました。
また、低毒性の農薬の使用につきまして、毒性の強いパラチオン剤とかテップ剤とかいうものは全面的に毒性の低い農薬に切りかえる方針を立てておると、こういうことの促進をはかっております。農薬の使用などにつきまして、なお一そう今後適正化と安全使用の徹底をはかってまいりたいと思うのであります。今般の四十三年度予算におきましても、これに関係する所要の予算の御審議を願っておる次第であります。
パラチオン剤のごときは前歴を見ればすぐわかるので、それが非常に強烈な有毒性のものだということはだれが考えても当然にわかることなんで、そういうものに対する対策が、どう考えてみても私はおそかったと思うのですよ。いま一々申し上げないけれども農薬の害毒に対する役所の対策がそれぞれ講ぜられてきた。
○安尾説明員 パラチオン剤は、主として住友化学で国産をしておりまして、これがいろいろな商社から名前をつけられて出ております。それからEPNは、日産化学から出て、それぞれ商社系統にわたっております。また一部は外国から入っております。
パラチオン剤につきましては、収穫前二週間ないし三週間前に使用の禁止をいたします。それからメチルジメトン剤につきましては収穫前五週間前に禁止をいたします。それからモノフルオール酢酸アミドの製剤につきましては四週間前に使用禁止をいたします。これは薬務局長と農政局長との通達で昭和三十六年から指導をいたしておる実情でございます。
○説明員(今泉吉郎君) お話しのとおり、たとえば例をとりますと、稲のツマグロヨコバイにパラチオン剤のようなものを使った場合に、やはりその抵抗性が出てくるというような問題がございます。しかし、この問題は非常に最近発見された問題でございまして、現在、このたび技術会議といたしましては、高知県に特別の試験を助成いたしまして研究を進めることにいたしております。
まあどうしても従来のようなパラチオン剤でありますとか、テップ剤でございますと、かなり危険な薬品でございますが、最近それにかわりまして有機燐剤でございますとか、カーバメイト系の農薬でありますとか、といったようなものが同じような効果をあげながら、非常に毒性の低い農薬が開発されまして、それを積極的に普及させていくというようなことによりまして、これを解消していきたいというふうに考えております。
○淡谷委員 さっきパラチオン剤の話も出ましたが、農薬の使用は製造元の宣伝によるのが非常に多いのです。これはむしろ試験的に使うのであっても林野庁の仕事などは非常にいい試験台になると思う。そのために使っておる労働者がモルモットみたいにされてはたまらぬと思う。パラチオン剤もそのとおりです。もっといい薬があるのですが、やはり農薬会社の宣伝に使われている、そういうのが非常に多い。
特にパラチオン剤などは、従来なかったような例を出しておるのであります。これなどは、農林省、お調べになっておりますか。前には石灰窒素なんかによる被害もだいぶあったし、特に最近のパラチオン剤系統のものは非常に大きな被害を与えておるようですが、これはどうなっておりますか、これもまだお調べになっていませんか。
それはかぎがあって盗難はないですけれども、米が積んであってその隣にパラチオン剤があるというようなことが、あるんじゃないですか、あなたの方盗難ばっかり言っておるけれども。
○小林孝平君 そうすれば、それらの人がパラチオン剤をこういうことに使いたいといって届け出れば、自由に買えるわけなんですね。
特定毒物につきましては、そのうちで皆さん方特に御存じなのは、稲の害虫であります二化メイ虫防除に使いますところのパラチオン剤であります。このパラチオンの使用法についてはこのような印刷物を作りまして、これを農村におきます各指導者まで持たせ、そうして農家の指導をやっております。
○石倉説明員 ただいまの点はパラチオン剤等特定毒物に指定されております農薬につきましては、現在でも御指摘のような措置をとっておるわけであります。ただ御承知のように、全国の農家が約六百万戸ございますので、かりに特定毒物に指定されておりません農薬が個々の農家まで流通いたしますと、なかなか現実の問題としまして全部にかぎをかけて保管を命ずるというようなことも困難な点がございます。
現在では、特定毒物についてはそれが行なわれておりますが、使用量は先ほどパラチオン剤が三十五億というふうにお話しされておりましたが、その使用量に比較しますと、私は事故が少ない方じゃないかと考えております。
さらに、同様、農薬について、2・4D及びパラチオン剤について見れば、これも初めはほとんど問題にならない数が、三十一年では相当な量になっておりますが、基準年次にほとんど存在していなかったという事情から指数品目として採用していなかったが、最近は相当量購入することとなっている。
同様、八ページに参りますと、農薬について申し上げますと、2・4Dとかパラチオン剤等は、二十五、二十六年ではほとんどその影を見なかったものが、三十一年では農薬総支出額四千八円のうちで、2・4Dが百二十九円、パラチオン剤が四百九十円というふうになっておるわけでございます。
○堀説明員 御指摘の有機燐製剤のパラチオン剤につきましては、お話の通り非常に人畜に対する毒性が強いというので、毒物及び劇物取締法で特に規定をされまして、その使用に非常な制限を加えておるのであります。
○堀説明員 有明海では昭和二十八年からエビ、アミ等を中心にする水産物の漁獲が漸次減ってきた、時を同じうして昭和二十八年からあの地帯にパラチオン剤が実際に使用され、だんだんと使用される量が多くなったわけでございます。